在留資格の更新は、思ったより時間と手間がかかるもの。早めに済ませておきたいですよね。でも、在留資格の更新に気を取られて、忘れていることはありませんか?
今回は、在留資格の更新時に併せてチェックしたいポイントを3つお伝えします。
① パスポートの有効期限を確認しよう!
パスポートは、日本に入国する際には必要ですが、普段の生活には関係ないため、いつのまにか有効期限が切れていることがあります。
パスポートがなくても、在留資格の更新はできます。ただ、もし在留資格の有効期限が切れたときに、パスポートの有効期限も過ぎていると、あなたの身分を証明するものが何もなくなって、困る場面があるかもしれません。
また、一時帰国をして1年以内に日本に戻る際、有効なパスポートと在留資格があれば、「みなし再入国許可」で通常よりもスムーズに入国できます。
パスポートの更新手続きも数週間程度かかる場合があります。在留資格を更新するときは、パスポートの有効期限もチェックし、早めに更新しましょう。
② マイナンバーカードを更新しよう!
マイナンバーカードは、日本に住所がある人に割り振られる12桁の番号が記載された顔写真付きのカードです。本人確認や健康保険証などの利用法があります。日本では、マイナンバーカードを持っていない外国人は雇えない決まりです。
マイナンバーカードと在留資格の有効期限は同じ日です。在留資格の更新と同じタイミングでマイナンバーカードも更新するといいですね。技能実習から特定技能の在留資格に移行したなど、在留資格が変わった場合もマイナンバーカードの更新が必要です。
マイナンバーカードは一度失効してしまうと、再発行までに何か月もかかる場合があるので、忘れずに更新しましょう。
③ 口座を持っている銀行へ届け出よう!
在留資格の更新の際に、うっかりしがちなのが、口座を持っている銀行への届け出です。在留資格や在留期限だけでなく、住所が変わったときも、銀行で口座の登録情報を更新する必要があります。
忘れたまま放置すると、給与や預貯金の引き出しができなくなることがあります。在留資格を更新して新しい在留カードをもらったら、すぐに銀行で手続きします。在留資格更新の審査中に在留期間が切れる場合は、銀行の窓口で相談しましょう。
在留期間を満了して帰国する場合は、日本の銀行口座は解約します。日本に住んでいない状態で口座を持ち続けることはできません。「もう使わないから」と自分の銀行口座を譲ったり売ったりするのは、犯罪になることも理解しておきましょう。
在留資格を更新するたびに様々な手続きが必要で、なかなか気が回らないかもしれません。もし忘れていたことに気づいたら、そのままにせず会社や登録支援機関、監理団体など信頼できる機関に相談して、早めに対処しましょう。
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