在留資格には有効期限があるのをご存じですか?
例えば、特定技能1号の有効期限は1年・6か月・4カ月。最長5年まで延長できます。在留カードに記載されている期限日までに出入国在留管理庁で更新の手続きをすれば、在留期間を延ばせます。
もし在留資格の更新をせず有効期限を過ぎてしまうと、不法滞在として強制帰国や罰金などの重い処罰が課せられる恐れがあります。
今回は、在留資格の更新の方法やタイミング、有効期限が切れてしまったときの対処法をお伝えします。
■ 在留資格を更新するには
お住まいの地域の出入国在留管理庁に必要書類を提出します。 必要書類は、在留カード、パスポート、更新申請書、指定されたサイズの顔写真、在留資格に応じた書類(雇用契約書の写しなど)です。予約をしておくとスムーズです。マイナンバーカードがあれば、オンライン申請も可能です。
■ 在留資格の更新のタイミング
在留資格の更新は、在留期限の3か月前からできます。出産のための一時帰国など、特別な事情があれば、3カ月以上前から申請できることもあります。在留資格の種類によっては、用意しなければならない書類がたくさんあります。できるだけ早めに準備しましょう。
審査に1カ月以上かかることが多いので、余裕を持って有効期限の2か月前に申請するのがおススメです。
審査中に在留資格の有効期限が過ぎてしまうことがありますが、その場合は、特例で2カ月の猶予がもらえますので、審査結果が出るまで日本に在留できます。
■ 在留資格の更新を忘れたら
もし在留資格の更新を忘れて有効期限が過ぎた場合、1年以下の懲役または20万円以下の罰金となることがあります。忘れていることに気づいたら、一刻も早く申請手続きを行いましょう。事情によっては、申請を受け付けてくれるかもしれません。
外国人労働者のために、在留資格の有効期限の確認や申請をサポートしてくれる会社もたくさんあります。在留資格の更新でわからないことがあれば、何でも相談しましょう。
ただし、たとえ会社から求められても、在留カードを預けてはいけません。在留資格が記載されている在留カードは、日本で生活するうえで最も大切な身分証明書。きちんと自分で管理しましょうね。
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