今回は、特定技能で働く際のメリットとデメリットについて解説します。
特定技能の4つのメリット
①長期間の在留が可能
特定技能1号は最長5年、特定技能2号は更新回数の上限なしで日本に在留できます。2号では配偶者や子どもを呼び寄せることもでき、日本に腰を落ち着けられます。
②できる業務の幅が広い
介護や建設、飲食料品製造業など、16の分野で働けます(2号は11分野)。技能実習生と比べると任される業務の幅が広く、やりがいを持って働けます。
③給料水準が高い
特定技能は、業務における高いスキルと日本語力が求められます。そのため、賃金水準は日本人と同程度です。本国への仕送りを増やせます。
④転職できる
特定技能1号・2号ともに、同じ分野内であれば転職できます。もっと給料や待遇のいい職場を探すことも可能です。
特定技能の4つのデメリット
①試験がある
特定技能を取得するには、分野ごとの技能試験と日本語能力試験に合格する必要があります。試験勉強に多くの時間を割かなければなりません。
②違う分野に転職しづらい
違う分野に転職を希望する場合は、新たにその分野の技能試験に合格する必要があります。在留資格変更許可の申請もあり、違う分野への転職には時間がかかります。働けない期間が発生する可能性もありますが、その期間も通算5年の在留期間に含まれるので注意が必要です。
③言語や生活習慣の壁がある
言語や生活習慣の違いが壁となり、能力を十分に発揮できないことがあります。特定技能の人材には即戦力の働きが期待される分、プレッシャーに感じるかもしれません。
④特定技能2号には支援がない
特定技能1号には日本での生活に対して様々な支援がありますが、特定技能2号にはありません。必要な手続き等は全て自分でしなければなりません。
特定技能は、日本の労働力不足を海外人材で補うための制度です。
海外人材にとっては、メリットもあればデメリットもある制度なのを理解しておきましょう。
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