特定技能の試験に合格したら、次は条件のいいお仕事探しです。
今回は、自国にいながら日本企業とマッチングし、日本で働き始めるまでの流れを紹介しましょう。
①企業とのマッチング
国によりルールが異なりますが、自国の送出機関を利用するのが一般的です。送出機関では、特定技能試験に合格するための教育も実施しています。技能実習同様、信頼と実績のある送出機関を選びましょう。
②内定・雇用契約
書類審査やオンライン面接を経て内定を受けたら、企業と雇用契約を結びます。
雇用契約書には、労働条件や給料の記載がありますので、しっかり確認しましょう。
雇用契約については、企業や登録支援機関(特定技能の海外人材をサポートする機関)が、3時間以上の「事前ガイダンス」を実施するよう、日本の法律で定められています。通訳同席も必須なので、わからないことがあればどんどん質問しましょう。
③在留資格認定証明書の申請
最寄りの地方出入国在留管理局に申請書類を提出し、在留資格認定証明書の交付を受けます。交付には3~4カ月かかります。
④ビザの申請
在外日本総領事館にビザを申請します。発給には5日~1カ月かかります。
なお、国により「海外労働者登録」が必要になります。送出機関がサポートするのが一般的です。
⑤入国・就労開始
日本までの飛行機のチケットや住居は、企業や登録支援機関が用意してくれることが多いでしょう。大切なことですから、事前に確認・相談しましょう。
⑥お仕事スタート!
日本に入国したら、基本的には当日から働けます。研修や転入届など公的手続きが終わってからになることもあります。
自国で日本企業とマッチングした場合は、内定をもらってから日本で働き始めるまでに、4~5カ月はかかることを理解しておきましょう。
新しい環境や職場のルールに慣れるまでは大変かもしれませんが、日本の文化や習慣を少しずつ学んで、充実した毎日を過ごせるといいですね。
次回は、特定技能で働く際の日本の支援制度についてお伝えします。
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次の記事はこちら:<特定技能>日本で安心して働くための10の支援制度とは