家族と一緒に日本に永住の可能性も?特定技能1号と2号の違いとは 

特定技能

日本では、国内の人手不足を補うために、海外人材の求人が増えています。 

中でも企業が積極的に採用しているのが、「特定技能」の在留資格で働く人です。 

特定技能は、日本独自の在留資格の1つで、専門分野の仕事のスキルと日本語力の証明となるもの。「特定技能1号」と「特定技能2号」の2種類があります。 

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特定技能1号と特定技能2号、それぞれについて簡単に説明しましょう。 

特定技能1号

特定技能1号では、16の分野(介護、ビルクリーニング、工業製品製造業、建設、造船・舶用工業、自動車整備、航空、宿泊、農業、漁業、飲食料品の製造、外食業、自動車運送業、鉄道、林業、木材産業※2024年6月時点)のいずれかで、日本人と同じ給料水準・待遇で働けます。同じ業種なら転職もでき、最長5年間の在留が認められています。 

特定技能1号を取得するには、分野ごとの技能試験と、日本語能力試験でN4以上のランクに合格する必要があります。試験の難易度は業種ごとに異なりますので、自身の希望と実力に合わせて選択しましょう。 

特定技能2号

特定技能1号の分野から介護を除く11分野が対象(※2024年6月時点)です。特定技能1号と違い、在留期間の更新回数に上限はありません。配偶者や子どもを呼び寄せることもできます。 

特定技能1号より高いスキルと豊富な実務経験があり、かつ技能試験に合格すれば取得できます。日本語能力試験はありませんが、分野によっては、N3・N2レベルでなければ技能試験の合格が難しいものもあります。1号と同様、事前の確認がとても大切です。 

2024年時点で、特定技能1号を取得し日本で活躍する海外人材は20万人以上! 

ベトナムやインドネシア、ミャンマーなど様々な国籍の人材が、日本での生活を楽しみながらイキイキと働いています。 

特定技能2号を持っている人はまだ少数ですが、今後は、1号から2号にランクアップし、家族と共に日本に定住する人も増えていくでしょうね。 

次回は、間違いやすい技能実習と特定技能の違いについて解説していきます。 

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