失業してもお金がもらえる!?ハローワークで失業手当を申請しよう!

日本で働く

日本では、会社を辞めた人に「失業手当」が支給されるのをご存じですか?

失業手当とは、仕事を辞めて収入がなくなった人が、新しい仕事を探すためのお金。特定技能の外国人も対象です。何らかの理由で解雇された人はもちろん、自分から退職した人、病気やケガ、妊娠・出産で退職した人も、条件を満たせば、失業手当がもらえます。

今回は、失業手当の受給条件や、受け取る手順を解説しましょう。

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失業手当の受給条件
・自己都合での退職…退職前の2年間で雇用保険の加入期間が通算12カ月以上
・会社都合での退職…退職前の1年間で雇用保険の加入期間が通算6カ月以上

■失業手当を受け取るには
①必要書類を準備する
・離職票…離職したことを公的に証明する書類
・退職証明書
…在籍期間や業務内容、賃金などが記載された書類
・在留カード/マイナンバーカード
・最近の写真2枚(縦3cm、横2.4cm・本人と確認できるもの)

・銀行の通帳/キャッシュカード

離職票と退職証明書は、会社からもらえます。もし会社がくれなかったり、記載内容が間違っていたりした場合は、ハローワークに相談しましょう。

②最寄りのハローワークに行く
必要書類を持って最寄りのハローワークに行きます。窓口で「失業手当の申請に来ました」と伝えれば案内してもらえます。提出した書類により、失業手当の受給資格があるかの確認と決定がされます。

③雇用保険説明会に参加
ハローワークが行う雇用保険説明会に参加します。ここで、失業手当をもらうための証明書(雇用保険受給資格者証)を受け取り、今後の手続きについての説明を受けます。

④初回認定日を待つ
失業手当は、会社都合の退職の場合、7日間の待機期間の後、申請してからおよそ1カ月後の失業認定日に支給されます。自己都合の退職の場合は、待機期間からさらに1カ月後の給付制限を経た失業認定日に支給されます。受給額は、退職前の給与の50~80%、受給期間は、退職日の翌日から90~360日です。

⑤4週間ごとの失業認定を受ける
失業保険を受け取りながら、もしくは給付制限期間を待ちながら就職活動をします。ハローワークで会社を紹介してもらう、違う分野の技能試験を受けるなど、就職活動の状況を4週間ごとにハローワークに報告します。報告を忘れたり、ほとんど就職活動をしなかったりした場合、受給資格が失われることがあります。

⑥新しい会社で働く
晴れて新しい会社に就職できたら、支給は終了します。早期に就職先が決まった場合、再就職手当が支給されることもあります。

■失業手当の注意点
・支給までに時間がかかる
失業手当は、支給されるまでに1~2カ月以上かかります。それまでは無収入になる期間があることを理解しておきましょう。

・特定技能に関わる活動を3カ月以上行わない場合は在留できない
特定技能は、3カ月以上フルタイムで働かない期間があると、在留資格が取り消される可能性があります。たとえ失業手当の受給期間が残っていても、働かない期間が3カ月を超えないよう、早期に転職先を見つける必要があります。

ハローワークは、失業手当の申請だけでなく、就職の相談や求人の紹介も行っています。上手に活用して、就職活動に役立ててくださいね。

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