日本の雇用保険は転職・スキルアップの強い味方!メリットと注意点を解説

社会保険

雇用保険は、日本の社会保険の1つ。雇用保険に加入していれば、もし失業したときも生活に困らないよう、様々な支援が受けられます。

今回は、雇用保険の主なメリットと注意点を簡単にお伝えしましょう。

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雇用保険の主なメリット
① 失業手当がもらえる
失業してから、次の就職先が決まるまでの最大約1年間、生活保障としてお金が支給されます。自己都合の退職ではなく、倒産や解雇などで辞めざるを得なくなった場合は、通常より手厚い保障が受けられます。

② 再就職に向けたサポートがある
再就職に向けて、厚生労働大臣が指定する教育訓練を受講・修了した方には、費用の20~70%(上限額あり)が支給されます 。スキルアップやキャリアチェンジを目指すのに役立ちます。特に、介護業界で働いている方は、介護の資格取得の費用にも利用できるのでおすすめです。早期に再就職が決まった場合、再就職手当などの支援金がもらえることもあります。

③ 育児・介護休業給付金 がもらえる
出産や育児、介護のために長期間、仕事ができないときに、一定期間、給付金がもらえます。ある程度の収入が確保できるので、安心して育児や介護に専念できます。

■ 雇用保険の注意点
① ハローワークに通わなければならない
雇用保険でもらえる給付金の手続きは、お住まいの地域の公共職業安定所(ハローワーク)で行います。失業手当の場合、受給手続きや説明会・講習会、職業相談、毎月の「失業の認定」などで、定期的にハローワークに通う必要があります。

② 失業手当がもらえるまでに時間がかかる
失業手当をもらうまでには、受給資格を得てから7日間の待機期間があります。退職理由が自己都合の場合は、待機期間はさらに2~3カ月延長されます。待機期間にアルバイトなどで収入を得ると、失業手当が減ったりもらえなかったりすることがあります。

③ 不正受給に厳しいペナルティがある
求職活動について嘘の申告をしたり、アルバイトなどで収入があることを隠していたりした場合、給付金の返還はもちろん、受け取った金額の最大2倍を納付など、厳しい処分があるので要注意です。

雇用保険は、失業したときやスキルアップのための教育を受けたいときに役立ちますが、給付金の内容によって細かく利用条件が定められています。詳しくは、ハローワークで相談しましょう。

また、失業したときは出入国在留管理庁への届け出もお忘れなく。失業しても在留期間内は日本に滞在できますが、正当な理由なく失業期間が3カ月以上と長期にわたった場合、在留資格が取り消されることもあるので気を付けてくださいね。

次回は、労災保険の仕組みとメリットについて詳しく解説します。

本コラムは、日本での生活に役立つ知識や情報をお届けし、頑張るあなたを応援しています。

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