日本の健康保険があれば、ケガや病気も安心!メリットと注意点を解説

社会保険

日本の社会保険の1つである健康保険。加入していると、どんなメリットがあるかご存じですか?

今回は、健康保険の主なメリット と注意点を簡単にお伝えしましょう。

日本でお仕事をお探しの方はご相談ください!

■健康保険の主なメリット
①医療費が安くなる
ケガや病気をしたときの医療費の負担が3割ですみます。歯の治療やメガネ・コンタクトレンズの処方箋をもらうときにも保険が適用されます。入院などで1カ月の医療費が高額になった場合も、申請すれば自己負担の限度額を超えた分を負担してもらえます。

②病気やケガで働けないときにお金がもらえる
仕事とは関係ない病気やケガで4日以上働けず、賃金がもらえなかったときに、申請すれば給付金がもらえます。

③出産費用のサポートがある
出産したときに、産んだ子ども1人につき50万円が支給されます。こちらは母国(海外)で出産した場合も申請できます。なお、出産のために働けず賃金がもらえなかったときにも、申請すれば給付金がもらえます。

■健康保険の注意点
①日本に住んでいない扶養家族は対象にならない
健康保険は、本人だけでなく扶養家族にも適用されます。扶養家族には保険料はかかりません。ただし、日本国内に扶養家族の住所(住民票)があることが条件です。自国にいる親族を健康保険に加入させることはできません。

②健康保険証(マイナンバーカード)の提示が必要
初めて病院に行くときや月の初めに通院するときは、必ず健康保険証を提示しましょう。提示を忘れると、医療費をいったん全額自己負担して、後で返金してもらう手間が発生します。なお、2024年12月より新規の健康保険証は発行されなくなり、マイナンバーカードと一体化されます。

②失業すると使えなくなる
失業すると社会保険も脱退になるので、健康保険が使えず医療費が全額負担になります。社会保険の任意継続を申し込むか、「国民健康保険」に切り替える必要があります。健康保険の保険料の半額は会社負担ですが、任意継続や国民健康保険になると、全額を自分で支払わなければなりません。

国民健康保険に切り替えなければならないことに気づかないまま、未払いになってしまうケースもあります。未払いが続くと、在留資格の更新に影響が出ますので、退職後に一度、市役所へ相談に行くことをおすすめすます。

注意点をきちんと理解しておけば、少ない自己負担で大きな安心が得られるのが日本の健康保険です。元気に働くためにも、ケガや体調不良の際には健康保険を利用して、適切な診察を受けてくださいね。

次回は、健康保険とセットで加入必須の厚生年金保険について解説しますね。

本コラムは、日本での生活に役立つ知識や情報をお届けし、頑張るあなたを応援しています。

日本でお仕事をお探しの方はフォームよりお問い合わせください。

お問い合わせはこちら