外国人労働者も加入必須?日本の社会保険制度の基本を学ぼう!

社会保険

「日本の社会保険料、高すぎない?」と不満を感じたことはありませんか?

日本では、毎月の給与から税金とともに社会保険料が天引きされます。日本で働く人は、国籍に関わらず、一定の条件を満たせば社会保険の加入が義務付けられているからです。日本の社会保険制度になじみがないと、納得がいかないかもしれませんね。

でも、社会保険は、あなたの日本での生活を守るための大切な制度。病気やケガをしたとき、失業したときなど、様々なリスクの備えになります。

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社会保険にはいくつか種類があります。特に覚えておきたいのは以下の4つです。

健康保険…病気やケガをしたときに、医療費の7割をカバーしてくれます。
厚生年金保険…65歳以上になったら、毎年一定額のお金が生涯もらえます。
雇用保険…失業したときに、一定額の手当の給付や、再就職に向けたスキル習得の支援などを受けられます。
労災保険…仕事中や通勤中のケガ・病気の治療費などが全額補償されます。

どれも、日本で働きながら安心して暮らすために欠かせない保険です。

「高い」と感じる人もいる社会保険料ですが、実は、①健康保険②厚生年金保険の保険料は会社が半額負担③雇用保険料は業種によりますが会社が多く負担しています。④労災保険は全額会社負担なので、給与からの天引きはありません。

なお、40歳になると健康保険に上乗せする形で自動的に「介護保険」にも加入します。これも保険料の半額は会社負担。本来支払う保険料の半額以上を会社が支払い、必要なときに確実に給付が受けられるよう積み立てられているのです。

会社で社会保険に入れない場合は、個人で「国民健康保険」や「国民年金」への加入が義務付けられていますが、その場合の保険料は全額自己負担なのを考えると、お得なシステムと言えるでしょう。

また、日本には民間の保険もたくさんあり、保障内容も保険料も多種多様です。社会保険より安い民間の保険に入りたいと考える方もいるかもしれませんが、加入義務のある社会保険を基本として、民間の保険は、足りないと感じる部分を補うものと理解しておきましょう。

次回は、社会保険の1つである健康保険について詳しく解説していきますね。
本コラムは、日本での生活に役立つ知識や情報をお届けし、頑張るあなたを応援しています。

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