送出機関を利用して日本で働こうとすると、どれくらいの費用が必要だと思いますか?
実は、送出機関によって、費用には大きな差があります。日本円で10万円未満という人もいれば、100万円近く支払ったという人もいるのです。
参考までに、送出機関への支払い額を、国籍別に見てみましょう。
■送出機関への平均支払い額(技能実習の場合)
・ベトナム…約66万円
・中国…約58万円
・カンボジア…約57万円
・ミャンマー…約29万円
・インドネシア…約23万円
・フィリピン…約9万円
※出典:「技能実習生の支払い費用に関する実態調査の結果について/法務省」
※千円単位四捨五入
一番高いのはベトナムの約66万円。送出機関への支払いのために借金をして、日本で返済と仕送りに追われて疲弊する人が多いという現状があります。
ベトナムの場合、2022年の法改正により、送出機関への支払い額は、契約期間12か月ごとに賃金1カ月分(最大3カ月分)と定められています。送出機関への補償金・違約金の支払いは禁止されています。
送出機関の費用は、国ごとに上限が設定されています。しかし、高額な請求をしてくる送出機関が多いのも事実です。
送出機関に払う金額が高すぎると感じたら、内訳をしっかり確認し、納得がいかない場合は、他の信頼できる送出機関を探しましょう。
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