JLPT(日本語能力試験)に合格するためには、どれくらい勉強したらいいと思いますか?
日本での仕事や生活に必要な日本語力を証明するために、多くの外国人が挑戦するJLPT。難易度の低いN5から最高難易度のN1まで5つのレベルがあり、特定技能や技能実習では、N4、N3レベルが求められます。
→「JLPT(日本語能力試験)に合格すれば就職に有利?試験の概要や申し込み手順を解説!」
今回は、介護分野で技能実習生として日本で働きながらJLPTの試験勉強を続け、見事N3レベルに合格したTさんの体験談を紹介します。
■Tさんが JLPT のN3合格をめざした理由
「介護の技能実習では1年目にN3を取得することが到達目標とされていました。今の職場の人がとても親切なので、期待に応えたいと思い、JLPTに申し込みました。」
■試験勉強を始めた時期
「本格的に試験勉強を始めたのは、JLPTに申し込んでからなので、試験日の4カ月前です。入国前に半年間、母国で日本語の講習を受けていて、N4レベルまでは到達していたので、復習から入って単語や語彙を増やしていきました。」
■働きながら勉強時間を確保する工夫
「寮は4人部屋で、夜に集中して勉強するのは難しかったので、みんなが寝ている早朝の5~7時まで、毎日2時間勉強しました。休日は図書館などで集中して7~8時間勉強しました。通勤時間や休憩時間に日本語のポッドキャストを聞くなど、スキマ時間を活用しました。」
一般的に、N3に合格するための学習時間の目安は約500時間と言われています。毎日4時間勉強した場合でも、4カ月以上かかる計算です。
Tさんの場合は、休日にまとまった勉強時間を確保したこと、入国前にN5、N4レベルの学習を終えていたこと、スキマ時間も活用したことなどから、目安よりも少ない学習時間でも合格を勝ち取れたようです。
「せっかく日本に来たのだから、日本のことをもっと知りたいという思いで日本語の勉強を頑張りました。」と語るTさん。次はN2合格をめざして勉強を続けているそうです。
N3の合格率は、30~40%台。決して簡単な試験ではありませんが、目標を持って挑戦する仲間がたくさんいます。
あなたの日本語力を証明し、キャリアップするためにも、あきらめずに試験勉強を続けてくださいね。
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