「日本で働くとボーナスはどれくらいもらえる?」「支給時期はいつ?」など、日本のボーナス事情に関心を寄せている人は多いのではないでしょうか。
ボーナスとは、毎月の給与以外に、特別に支給される賃金のこと。「特別手当」「期末手当」「決算手当」などと呼ばれることもあります。
給与と違い、法律上では支払い義務はありませんが、企業の利益を従業員に還元し、就業意欲を高めるために支給されます。
今回は、日本のボーナス事情について解説しましょう。
■ボーナスの支給対象
多くの場合、ボーナスの対象となるのは正社員のみで、アルバイトやパート、派遣などには支給されません。正社員でも、入社半年未満の場合は、支給なしか寸志程度のことが多いでしょう。
■ボーナスの支給時期
日本の企業では、ボーナスは年に2回、夏と冬に支給されるのが一般的です。夏のボーナスは6~7月、冬のボーナスは12月頃です。
■ボーナスの平均額
1回のボーナスで、基本給の1~2カ月分ほどが相場でしょう。年2回支給の場合、年額は基本給2~4カ月分となるので、大きな収入ですね。企業の規模や業績次第では、もっと高額なケースもあります。
■ボーナスにかかる税金
毎月の給料と同じく、ボーナスからも所得税や社会保険料が天引きされます。住民税はかかりません。
ボーナス支給状況は、企業の業績や人事評価によって異なります。企業の業績が落ち込んでいる場合や人事評価が思わしくなかった場合は、もらえる金額が少なかったり、支給自体がカットされたりすることもあります。これは法律違反ではないのです。
ボーナスの制度自体がない企業もあります。自分の職場でボーナスの取り決めがどうなっているかは、雇用契約書や就業規則で確認しましょう。
2024年の夏のボーナスについては、日本の企業の85%が支給、そのうち40%が昨年より増額見込みという調査結果もあります。
出典:「2024 年夏季賞与の動向アンケート/帝国データバンク」https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p240604.pdf
日本には「同一労働同一賃金」という法律があり、条件を満たす海外人材には日本人の労働者と同じだけのボーナスが支払われます。
もし転職を考えている場合は、ボーナスについてもしっかり確認をして年収で考えることが大切です。そうして日本での生活を充実させましょう!
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