給料に関する日本の法律を知ろう!「最低賃金」と「同一労働同一賃金」 

日本の給料

日本では、都道府県ごとに最低賃金が違うことを知っていますか? 

最低賃金は、労働者に支払われる賃金の最低額を時給で定めた制度です。日本人の労働者と同様に、海外人材にも適用されます。 

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■最低賃金の例(2024年7月時点) 
東京都…1,113円 
愛知県…1,027円 
大阪府…1,064円 
福岡県…941円 

地域の最低賃金とは別に、産業別の最低賃金もあります。これは、製造業や建設業など、特定の産業に適用される最低賃金です。地域の最低賃金より高い場合は、産業別の最低賃金が支給されます。 

あなたのもらっている賃金が適正かどうかは、地域や特定の産業の最低賃金以上かどうかで判断できます。 

月給制の場合は、月収(基本給+諸手当※住宅手当や交通費、残業代は含まない)を働いた時間(雇用契約で定められた1か月の所定労働時間)で割ったときに、最低賃金より低い時給になっていないか確認するようにしましょう。 

地域の最低賃金は、物価や経済状況に応じて、毎年改定されます。産業別の最低賃金も必要に応じて改定があります。最低賃金は、不当に安く働かされることが内容、労働者を守る制度ですので、必ず最新の情報をチェックしましょうね。 

最低賃金と同じく労働者を守る制度に、「同一労働同一賃金」があります。 

これは、業務内容や責任の範囲が全く同じ場合は、同じ水準の賃金を支払うというもの。海外人材にも適用されます。 

「同一労働同一賃金」の制度では、賃金だけでなく、賞与の有無や福利厚生などあらゆる面で待遇差をなくすよう定められています。ただし、任される責任の範囲など会社の基準もありますので、全てが同じになるという意味ではありません。 

自分の給料や待遇に疑問がある場合は、その理由や業務内容について職場に説明を求めることができます。 

最低賃金や同一労働同一賃金といった日本の制度を理解したうえで、自分の業務内容に見合う待遇だと感じられる職場であれば、長く働き続けられるのでないでしょうか。 

本コラムは、日本での生活に役立つ知識や情報をお届けし、頑張るあなたを応援しています。 

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