日本で働くと、どれくらいの収入を得られるのか気になりますよね。
2023年の調査によると、海外人材の平均月給は約23万円。ただし、在留資格や働く分野によって変わります。
■在留資格別の平均月給
技能実習:約18万円
特定技能:約20万円
身分に基づくもの:約26万円
専門的・技術的分野(技術・人文・国際など)※特定技能以外:約30万円
※出典:「令和5年賃金構造基本統計調査の概況/厚生労働省」
※端数は四捨五入
「技能実習」「特定技能」の在留資格の月給はやや低めですね。理由としては、「技能実習」は日本で一から技術や知識を学ぶという、いわば「見習い」の立場のため、「特定技能」は例えば「専門的・技術的分野(技術・人文・国際など)」と比較して、そこまで高い技術レベルが求められないことから、賃金が低くなる傾向なのだと考えられます。
「身分に基づくもの」や「専門的・技術的分野」は、比較的高い月給です。「身分に基づくもの」は、日系人の定住者だったり日本人の配偶者がいたりするケースで、日本での活動に制限がない分、様々な形で収入を得ることができます。「専門的・技術的分野」は、エンジニアやデザイナー、語学教師など、専門分野での高いスキルが評価されるため、高賃金です。
次に、働く分野別の平均月給を見てみましょう。
■職業分野別の平均月給
建設業:約23万円
宿泊業・飲食サービス業:約22万円
医療・福祉:約22万円
製造業:約19万円
※出典「賃金構造基本統計調査/厚生労働省」
※端数は四捨五入
上記は、日本で特に人手不足と言われる分野です。海外人材は大いに歓迎されますし、基本給に加えて、ボーナスなどの手当が充実している職場なら、平均より高収入が期待できるでしょう。
ただし、給与が高いという理由だけで職場を選ぶのではなく、「自分に合っているか」「長く続けられそうか」をしっかり見極めることも大切です。
今回は、日本で働く海外人材の平均月収をご紹介しました。求職の際の参考にしてくださいね。
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