日本では、「特別休暇」として、独自の休暇制度を設けている会社が多いのをご存じですか?
特別休暇には、日本の風習に合わせたものから、個人のモチベーションアップに関わるものまで様々な種類があります
今回は、代表的な特別休暇を紹介しましょう。
■ 慶弔休暇
結婚や出産、家族の不幸など、人生で大切な出来事に対して、数日間の休暇が与えられます。例えば、本人が結婚する場合には5日間、父母が亡くなった場合には3日間などが一般的です。
■ 夏期休暇
8月13~15日にかけて設定されることが多い休暇です。日本には、8月15日を中心に先祖供養を行う「お盆」という風習があります。お盆の時期に休暇を取って、帰省や旅行をする人もたくさんいます。
■ 冬期休暇
12月29日~1月3日にかけて設定されることが多い休暇です。日本では、年末に大掃除や買い物をすませ、年始は家族でゆっくり過ごす人が多いです。公休や有給休暇を組み合わせて長期休暇を取り、帰省や旅行をする人もいます。
■ リフレッシュ休暇
ある程度の勤続年数のある労働者を対象に、日ごろの頑張りを労うために与えられる休暇です。休める日数は、3年目は3日、5年目は5日、10年目は10日など、勤続年数によって数日~数週間と様々です。
■ ボランティア休暇
日本国内の地域活動や災害復興支援活動などに参加するための休暇です。社会貢献を通しての成長を後押しします。休める日数は、数日~数週間と会社により様々です。年間の回数と上限日数を定めているところが多いでしょう。
このほか、本人の誕生日に休めるバースデー休暇や、子どもの入学式などに休める記念日休暇、病気やケガの治療のための病気休暇などを採用している会社もあります。
特別休暇には法律の定めはなく、福利厚生の一環として、会社が自由に設定している制度です。休暇の種類や期間、取得条件は会社によって違います。会社によっては、特別休暇が全くなかったり、あっても無給だったりするケースもあります。
あなたの働いている会社でどんな特別休暇があるか、有給かどうかを、働きやすさを図る1つの目安にしてもいいですね。
本コラムは、日本での生活に役立つ知識や情報をお届けし、頑張るあなたを応援しています。
日本でお仕事をお探しの方はフォームよりお問い合わせください。