クリスマスと言えば何を思い浮かべますか?
宗教の違いでクリスマスはあまり祝わないという国の人もいるでしょうが、日本のクリスマスは、大人も子どもも心躍らせる一大イベント。宗教色はほぼありません。
今回は、日本のクリスマスの過ごし方をご紹介しましょう。
クリスマスが祝日になる国は多いですが、残念ながら日本のクリスマスは平日。そのためか、家族と過ごすより、仕事終わりに恋人や友達とデートやパーティをする日というイメージが強いです。25日のクリスマス当日よりも、ディナーを楽しめる24日のクリスマスイブの方が盛り上がります。
クリスマスディナーと言えば、ローストターキーやローストビーフが有名ですが、日本の定番はフライドチキン。1970年代のある広告がきっかけで、クリスマスにフライドチキンを食べる習慣が広まりました。クリスマスシーズンは、フライドチキン専門店が大繁盛ですし、スーパーでもチキンが山積みで売られています。
クリスマスケーキも欠かせません。日本で人気なのは、ホイップクリームといちごのショートケーキ。他にもチョコレートケーキやチーズケーキ、ブッシュ・ド・ノエルなど、様々な種類のケーキがクリスマス限定のデコレーションで販売されます。クリスマスイブの24日は、予約したケーキを受け取るために、洋菓子店の前に行列ができます。予約しなくても、一人用の小さいカットのクリスマスケーキを何個か買って、食べ比べてみるのも楽しそうですね。
忘れてはならないのがクリスマスプレゼント。特に子どもたちは、サンタクロースからのプレゼントを心待ちにしています。欧米では、クリスマスプレゼントはクリスマスツリーの下に置くようですが、日本では、子どもへのプレゼントは、寝ている枕元に1つそっと置きます。朝起きてプレゼントを見つけた子どもが、「サンタが来た!」と喜ぶ様子に、親はニンマリします。恋人や親しい友人、大人の家族同士は、24日のディナーのときに交換することが多いでしょう。
クリスマスが近づくと、日本の街は美しいイルミネーションで彩られます。特に有名なのは、東京の表参道や大阪の御堂筋など、都会の中心地ですが、大型の商業ビルやショッピングモール、遊園地やテーマパークなど、日本各地で華やかなイルミネーションを見ることができます。無料で見られるところが多いので、12月はイルミネーション巡りをしてみるのもいいですね。
そして、クリスマスが終わると翌日からお正月の準備が始まります。お正月の飾りつけで、街の雰囲気が洋風から和風にガラッと変わるのも見ものですよ。
12月後半はお仕事が忙しくなる人も多いでしょうが、日本のクリスマスもぜひ楽しんでくださいね。
本コラムは、日本での生活に役立つ知識や情報をお届けし、頑張るあなたを応援しています。
日本でお仕事をお探しの方はフォームよりお問い合わせください。

