日本では、挨拶はコミュニケーションの基本です。でも、挨拶のルールは国によって違いますし、そもそも挨拶の習慣がない国もありますよね。
今回は、日本の職場でよく交わされる挨拶を紹介しましょう。
■「おはようございます」
朝、出勤したときの挨拶です。元気よく笑顔で挨拶しましょう。業種や職場によっては、午後以降の出勤でも「おはようございます」と言うことがあります。
■「お疲れさまです」
相手を労う挨拶です。社員同士で顔を合わせたとき、午後以降に出社したとき、外出から戻った社員を迎えるとき、先に帰る社員を見送るときなど、仕事上のいろんなシーンで大活躍する万能のフレーズなのでぜひ覚えましょう。
■「お先に失礼します」
退勤するときの挨拶です。職場で、自分より遅く帰る人に敬意を払う意味で使われるフレーズです。「お先に失礼します」と言われたら、「お疲れさまです」と返しましょう。
挨拶と一緒に欠かせないのが、相手に軽く頭を下げる「お辞儀」です。日本人は、挨拶で握手やハグではなく、お辞儀をするのが一般的です。
お辞儀は、日本人にとっては日常の動作。挨拶はもちろん、お礼を言うとき、謝るとき、頼みごとをするとき、社寺にお参りするときなど、様々な場面でお辞儀をします。
お辞儀で頭を下げる角度は、状況により違います。職場でいつもの挨拶をするときは約15度、目上の人に対してやかしこまった場では約30～45度を意識します。首だけ曲げるのではなく、背筋をまっすぐにして腰から曲げましょう。
たとえ日本語がまだうまく話せなくても、明るい笑顔での挨拶とていねいなお辞儀ができれば、職場の人に良い印象を与えられるでしょう。逆に、日本式の挨拶がきちんとできないと、「失礼な人」と思われてしまうこともあります。
職場の人と信頼関係を築くためにも、日本式の挨拶を実践してみてくださいね。
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