日本人のコミュニケーションの特徴とは?「あいまいさ」と「空気を読む」文化を解説

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「日本人は何を考えているのかわからない」と思ったことはありませんか?

日本人のコミュニケーションは独特で、外国人には理解しづらい部分があるかもしれません。今回は、日本人のコミュニケーションの特徴をお伝えしましょう。

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■空気を読む
周囲の状況や雰囲気、他の人の気持ちを察して、ふさわしい行動をすることを、日本では「空気を読む」と言います。

・同僚が忙しそうにしていたら手伝いを申し出る
・皆が残業していたら自分も一緒に残業する

このように、直接指示されていなくても、空気を読んで行動することが好まれます。

■あいまいな表現をする
日本人は何かにつけあいまいな表現をしがちです。

・「できない」と言わず、「考えておきます」と言う
・「行かない」と言わず「行けたら行く」と言う

このように、はっきり断って気まずくなるのを避けるために、あいまいな表現をします。

■謙遜する
日本人は控え目なふるまいを好みます。

・褒められたら「そんなことはありません」と否定する
・仕事で成果を上げても「〇〇さんのお陰です」と周囲を持ち上げる

このように、自分への評価を低く、他者を高くすることで、謙遜の気持ちを表します。

これらは、相手を思いやる行動であるとともに、「自分が悪く思われたくない」という心理でもあります。

日本人同士なら、あいまいな表現や謙遜も、相手の声のトーンや表情などから、「空気を読んで」コミュニケーションが成立しやすいですが、外国人からすると、戸惑うことが多いでしょう。「はっきり言って」と、もどかしい思いをするかもしれません。

でも、コミュニケーションの第一歩は、相手を受け入れること。日本人のコミュニケーションの特徴を知れば、日本人が何を考えているのか、少しずつわかってくるのではないでしょうか。

次回は、日本人とコミュニケーションを取るときのポイントをお伝えしましょう。

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