給与の受け取りに必須!外国人が日本で銀行口座を開設するには?

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日本で働くと、必ず必要になるのが銀行口座です。日本では、給料の支払いは、ほとんどが銀行振込だからです。現金払いの会社は少ないですし、2023年には給与のデジタル払いも解禁されましたが、まだほとんど普及していません。

銀行口座があれば、給与の受け取りはもちろん、公共料金や携帯電話などを自動で引き落とせるので払い忘れがなく便利です。銀行から母国への送金もできます。

銀行口座を持つと維持費がかかる国もあるでしょうが、日本では、基本的に無料です。仕事や留学で6か月以上日本に滞在している人なら、日本の銀行で口座が作れます。

今回は、外国人が銀行口座を開設する手順をお伝えします。

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■用意するもの
銀行口座を開設するにあたり、以下のものを用意しましょう。

・在留カード
国籍や住所、在留資格や在留期限を確認します。マイナンバーカードも合わせて提示を求められることがあります。他にも社員証や健康保険証など、身分を確認できる書類は全て用意しておくと間違いないでしょう。

・電話番号
何かあったときに銀行と連絡を取るために電話番号が求められます。もし電話番号を持っていない場合は、家電量販店などでプリペイド型(チャージ式)の音声通話ありのSIMカードを購入する方法もあります。

他にも、銀行によっては、印鑑や住民票が必要な場合があります。銀行のホームページで必要書類を確認しましょう。

外国人が口座を開設するときは、口座が必要な理由を確認されます。給与の受け取り先にしたい場合、まれに会社との雇用関係を証明する書類(雇用契約書など)の提出を求められることがあります。

必要書類がそろわず、銀行に行った当日に口座が開設できないケースもあります。急ぐ場合は、早めに窓口に足を運ぶようにしましょう。

■口座開設の流れ
1. 必要書類の準備
上記の書類を用意します。

2. 銀行窓口での手続き
案内に従い手続きを行います。キャッシュカードの暗証番号は4桁の数字を設定します。忘れないようにメモしておきましょう。暗証番号は、絶対に他の人に教えてはいけません。

3. 通帳・キャッシュカードの受け取り
通帳はその場で受け取ります。キャッシュカードは1~2週間後に自宅へ郵送されます。届かない場合は、ポストに不在通知が入っていないか確認し、なければ銀行に問い合わせましょう。

ちなみに、在留カードの情報にもとづき、通帳はアルファベット、キャッシュカードはカタカナで指名が登録されます。名前が長い場合は、一部がイニシャル表記になることがあります。

銀行に、外国語に対応できるスタッフがいない場合もありますので、同僚や友人など、信頼できる日本人に同行してもらうと安心です。あらかじめネットで来店予約をしておいてもらえば、手続きがスムーズです。

窓口まで行かなくても、インターネットから申し込める銀行もあります。概ね2~3週間程度で開設できます。申し込み方法は銀行により異なりますので、ホームページで確認しましょう。

技能実習や特定技能の在留資格で働いている人は、監理団体や会社が口座開設をサポートしてくれます。ただ、銀行口座は、日本で生活するうえでとても大切。任せきりにせず、自分でも手順を理解しておきましょう。

本コラムは、日本での生活に役立つ知識や情報をお届けし、頑張るあなたを応援しています。

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