自転車で通勤するなら安全第一!日本の交通ルールを解説

日本で暮らす

日本での移動手段に自転車を愛用している人は多いのではないでしょうか。会社が通勤用に支給するケースもあり、自転車は一番身近な乗り物かもしれません。

今回は、自転車に乗るときに気をつけたい交通ルールについて解説していきましょう。

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■車道の左側を走る
日本では、歩行者は右側通行、車は左側通行です。自転車は車両扱いなので、原則として車道の左側に寄って走ります。

ただ、日本は自転車専用レーンが少ないですし、車道は車の交通量が多く危なくて走りづらいことがあるかもしれません。やむを得ず歩道を通るときは、自転車を降りて押して歩きましょう。「普通自転車通行可」の標識がある歩道なら走れますが、その場合は歩行者が優先です。スピードを落として車道寄りを走りましょう。

■信号や道路標識を守る
車道を走っているときは、車両用の信号機に従います。自転車横断帯がある車道や歩道を走っているときは、歩行者用の信号機に従いましょう。横断歩道がない場所で道路を渡ってはいけません。また、「止まれ」の標識のある場所では、必ず一時停止しましょう。

■ながら運転をしない
傘をさす、スマートフォンを操作する、イヤホンで音楽を聴くなど、何かをしながら自転車を運転してはいけません。注意力が散漫になり、事故の恐れがあります。

■大人の2人乗りは禁止
2人乗りは原則禁止です。ただし、幼児用座席のある自転車なら、6歳未満の子どもの場合は、2名まで乗せることができます。子どもを乗せるときはヘルメットをかぶせましょう。

■飲酒運転はしない
車と同じで、自転車も飲酒運転は禁止されています。違反すると厳しい罰則があります。お酒を飲んだときは、自転車は押して帰りましょう。

■夜はライトを点灯する
夜間は、ライトの点灯が義務付けられています。ライトで前方の安全確認ができますし、自転車が走っていることを歩行者や車が気づきやすくなり、衝突などの事故の心配が減らせます。

■並んで走らない
車や歩行者の通行の妨げになるので、2台以上で並んで走ってはいけません。

これらは、全て法律で禁止されています。守らない場合は数千円、事故を起こすなど悪質な場合は数万円から数十万円の罰金や懲役になることもあります。充分に注意しましょう。罰則はありませんが、ヘルメットの着用も努力義務となっています。

交通ルールが緩やかな国の人には、厳しく感じられるかもしれませんね。

実は、日本では自転車関連の交通事故が増えていて、安全対策として取り締まりが厳しくなっています。自転車の交通ルールも近年に改正されたばかりで、日本人でも「よく知らない」という人が多いのです。

でも、知っていれば、罰則を受ける心配はありません。ルールを守って、安全運転を心がけてくださいね。

なお、多くの自治体で自転車保険の加入が義務付けられています。保険があれば、万が一の事故の際も安心です。最近はコンビニで保険商品の購入ができるので、とても便利です。会社から支給された自転車の場合は、保険の加入状況や保障内容を確認してみましょう。

また、技能実習生の場合、ほとんどは、監理団体や実習実施者が「技能実習生保険」に加入してくれています。技能実習生保険には、自転車保険が含まれていることも多いので、余分に保険に入ることのないよう、保障内容についてきちんと理解しておきましょう。

本コラムは、日本での生活に役立つ知識や情報をお届けし、頑張るあなたを応援しています。

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