日本人は行列好き?公共の場での順番待ちのマナーとは

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日本に来て、駅のホームやレストランの整然とした行列に驚いたことはありませんか?

行列で、大人しく並んで順番を待つのは、日本の日常風景。多少待ち時間が長くても、騒いだり割り込んだりする人はほとんどいません。子どもの頃から、学校でも家庭でも「順番を守ろう」と教えられていて、すっかり習慣になっているのです。

今回は、日本の順番待ちのマナーをお伝えしましょう。

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■電車やバス
駅のホームやバス停では、乗車口の前できちんと並びましょう。乗車位置を示す枠線に従って、2列に並ぶのが一般的です。座りたいからと、列を無視して駆け込んだり割り込んだりしてはいけません。また、降りる人を優先することも大切です。

■銀行や郵便局
受付カウンターで番号札を引いて、呼ばれるまで座って待ちます。ATMの場合は、使用している人のすぐ後ろではなく、1メートルくらい下がった位置で一列に並びます。たくさん人が並んでいる時は、連続使用で長時間ATMを陣取るのはやめましょう。

■病院や役所
病院や役所などでは、受付や案内カウンターで番号札を渡されます。自分の番号が呼ばれるまで、座って静かに待ちましょう。混んでいると、1~2時間待たされることもあるので、本を読むなどして時間をつぶします。待合室でのスマートフォンでの通話は控えます。

■飲食店
人気の飲食店では、店の前に順番待ちの長い行列ができることがあります。店員の案内に従って、静かに並びましょう。順番待ちのリストに名前と人数を記入する場合もあります。リストに名前を書いたら、呼ばれるまで店の周辺で待ちます。

この他、スーパーやドラックハウスのレジなど、日本で順番を待つ場面はたくさんあります。順番を守らないのはマナー違反。割り込みや順番抜かしはやめましょう。

大人しく順番を待っているとはいえ、日本人も並ぶのが好きなわけではありません。必要だから仕方なく並んでいるケースがほとんどです。最近は、オンラインで待ち時間の確認や自分の順番を知らせてくれるサービスもあります。そういったサービスが利用できる病院や店舗が増えれば、順番待ちのストレスも減るでしょうね。

でも、順番待ちが特別な体験になることもあります。たとえば、有名店の美味しいラーメンや遊園地の人気アトラクション。わくわくしながら何時間も並んだことで、忘れられない思い出に変わることもあるのです。

順番待ちのマナーが守られていることで、待ち時間にスマートフォンで日本語を勉強するなど、有効活用できます。そう考えると、順番待ちも悪くないかもしれませんね。ただし、自分の世界に没頭して順番が来るのを忘れないようにしてくださいね。

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