捨てる前にまず分別!日本のゴミ出しの基本ルールを解説

日本で暮らす

日本の街のあちこちにある飲み物の自動販売機。自動販売機の横には、たいてい回収ボックスが設置されていることにお気づきでしょうか?

回収ボックスを置くことでポイ捨てが減りますし、ペットボトル・缶・瓶と飲み物の種類別に投入口が分かれていて、分別しやすくなっています。分別したゴミは資源としてリサイクルされます。

このように、日本ではゴミは分別して捨てるのが一般的です。

自宅で出たゴミの場合は、住んでいる地域によって、分別方法、捨てる場所、曜日などが細かく決められています。

ゴミの捨て方を間違うと、収集してもらえないどころか、不法投棄として罰金を取られることもあるので要注意です。

今回は、日本のゴミ出しの基本的なルールを解説しましょう。

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■ゴミは分別しよう!
日本では、ゴミは、大きく「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「資源ゴミ」「粗大ゴミ」の4種類に分けられます。

  • 燃えるゴミ…生ゴミや紙くず、古着など
  • 燃えないゴミ…ガラスや陶器、金属、小型の家電製品、調理器具など
  • 資源ゴミ…ペットボトル、缶、ビン、紙パックなど
  • 粗大ゴミ…家具や大型家電など

細かい分別方法は、自治体によって違います。住んでいる地域のルールに従って分別しましょう。ゴミの種類に合わせて、指定のゴミ袋を購入しなければならない自治体もあります。決められた袋以外を使用した場合、収集してもらえない場合があるので注意が必要です。指定のゴミ袋は近所のスーパーやコンビニで購入できます。

■決められた日時に捨てよう!
分別したゴミは、必ず自治体が指定した曜日に捨てます。たとえば、月曜日は燃えるゴミ、火曜日は資源ゴミなど、その日に捨てていいゴミの種類と曜日は住んでいる地域によって違います。ゴミを出す時間帯も決まっていて、たいていは当日の朝8時ごろまでです。地域によっては、前日の夜に出してはいけないと決められている場合もあります。

■決められた場所に捨てよう!
ゴミは必ず指定された場所に捨てましょう。ゴミ捨て場は、住んでいる場所によって違います。マンションやアパートなら、敷地内にゴミ捨て場が設置されていることが多いです。戸建ての場合は、玄関前や道路わきがゴミ捨て場になっています。「近いから」などの理由で、住んでいる場所以外のゴミ捨て場に捨ててはいけません。

■粗大ゴミはお金を払って捨てよう!
粗大ゴミは、無料で収集してもらえません。地域のゴミ収集センターに申し込んで、有料で回収してもらいます。エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は、法律でリサイクルが義務付けられているので、処分するには数千円のリサイクル料金がかかります。また、粗大ゴミ以外のゴミを入れる袋が指定されている地域もあります。その場合は、スーパーやコンビニなどで指定の袋を購入する必要があります。

自分が済んでいる地域のゴミ出しのルールは、自治体のホームページなどで確認できます。アパートやマンションなら、共有スペースにゴミ出しの注意事項が掲示されていることもあります。

また、アパートやマンションの管理会社が、独自でゴミ収集業者と契約しているなどの理由で、地域のルールに関係なくゴミを捨てられる場合があります。その場合は、アパートやマンションのルールに従いましょう。

日本のゴミ出しのルールは細かくて、難しいと感じるかもしれません。でも、街がきれいに保たれているのは、ルールがあるからこそ。

わからないことがあれば、親しい人や近所の人に聞くなどして、ゴミを溜めない快適な生活を送りましょう。

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